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iPhone

iPhone 10周年、初代との邂逅

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どうも、管理人のすもわです。元エンジニアです。

iPhone 初代が発売されたのが2007年6月29日だそうですね。

今回は私が日本の最前線でエンジニアだった頃のお話です。

 

Appleとのお話

とある会議で Confidential(極秘)と判を押された図面を営業課長が机に広げました。

???

顧客はApple社。縦長の筐体、iPodにしては物理キー(ボタン)が下に1個しか付いてない。

???

iPodの新型?もしかして全面タッチパネルなの?
いや、それにしても…この空間には何が載るの?

そう私が発言すると営業課長は

いやぁ、どうやら電話らしいんですよ、これ
このへんに通信装置が載って…

!?

こりゃー大変なことになる。全世界がひっくり返るぞ。
当時の私はとんでもないものを見てしまった。と思いました。
当然、極秘中の極秘で、門外不出、同僚にも喋れないという代物でした。

時は過ぎて、その存在を忘れかけた頃に初代iPhoneが全世界に発表されました。

ウチに来た理由は背面のりんごマークを滑らかに削ることができるか?
という加工実験の依頼で、結局Appleのクオリティを満たせずに失注したのでした。

私の当時の仕事は別装置の制御系電気設計とプログラム作成で、これに直接関わってはおりませんでした。
それでもほぼ部外者に近い私が会議に呼ばれたのは、社内でも目立つ存在だったから。

 

制御屋のお話

制御屋ってのは電気も機械もソフトもハードも全部知っていなければできない仕事ですからね。
それでいて営業や顧客の無理難題を魔法のステッキを振って実現するのが仕事ですから。

機械設計のグループも電気設計のグループも柔軟に設計変更などできやしない。
それでいて変なプライドを持っていて、

ソフト屋はパソコンでポチポチ簡単に直せるだろ

と、無理難題を押し付けられるものなのです。
(だったらお前がポチポチ簡単に直してみろよ、と何度思ったことか)

だからソフト設計グループには普通の人は配属されない。変わり者集団になる傾向が強い。
制御屋は、堅実で融通の聞かない機械屋と変わり者集団を同時に対応できる人材でなければならない。
となると、仮に1500人いる会社の中でも、ほんの一握りしかいないのが現状です。

ま、そんな制御屋の私に無理難題が何件も何年も集中したため、
うつ病を発症して第一線を退いた結果、一つの事業部が潰れてしまうのですが、それはまた別のお話です。

 

あとがき

初代iPhoneと極秘図面で出会った私が、時を経てiPhone 7でApple Payを満喫しています。

日本の最前線でエンジニアをやっていましたが、うつ病になりリタイアしまして、
うつ病は今年で9年目、一番しんどい時期を抜けたとは言え、社会復帰できるほどではなく、
こうしてブログを毎日書くことで一日のリズムをなんとか形成しています。

働き方改革でうつ病のまま働けるところができるといいですね。
うつ病になっている人の多くは元々優秀な人が多いのです。このスキルを上手く活用すれば
社会に貢献できます。

健康で無能な人よりも、うつ病で優秀な人のほうが、アウトプットは桁違いです。
iPhoneが世界を変えたように、何かのきっかけで世界が変わるといいですね。

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